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自然の浸透が生む、光と緑の美しき仏像が佇む「含粒寺」

鹿児島県鹿屋市の含粒寺の仏像
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鹿児島県鹿屋市の含粒寺(がんりゅうじ)は、苔むす緑と柔らかな光に包まれた静寂のなか、自然と調和した古き仏像達が佇む空間。時間を忘れるような心安らぐお寺です。
聖観音立像・十一面観音立像・仁王像・六地蔵塔・地蔵菩薩像・薬師像などがあり、そのどれもが仏像美に溢れ、さらにユニークな表情を浮かべている。
含粒寺の仏像は、ひとりの仏師による作ではなく、室町後期から江戸期にかけて、地域の石工たちが寄進・供養のために制作した集合体と言われている。

光と湿度がつくり出す反射に浮かぶ、美しき幻想美

鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像の背中
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像の背中
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の石の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の石の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の石の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像の背中
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の石の仏像
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の阿弥陀如来
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像の石仏
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の石の仏像群
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の十一面観世音菩薩立像の足先
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の十一面観世音菩薩立像の指先
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の十一面観世音菩薩立像の水瓶
鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の十一面観世音菩薩立像

異例の歴史を持つ『含粒寺』

明治2年(1869年)の廃仏毀釈で吾平町にあった含粒寺は一度寺は廃寺となるものの、南町の玄朗寺と合体して再興されたという異例の歴史を持つお寺です。南北朝時代に島津氏ゆかりの僧・仲翁守邦(島津元久の子)が吾平町にて開山したという言い伝えがある。

鹿児島県鹿屋市にある含粒寺境内

地域で語られる、世代を超えて伝わる「含粒寺」秘話

鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の十一面観世音菩薩立像

「大きな願いより、小さな祈りがよく叶う寺」
地元にはこんな言い伝えがあります。石仏が刻まれた溝の中にわずかに残った石粉、このことから「粉粒を含む仏」と言われ、粒を人々の小さな願いと置き換え「小さな願いをこぼさず叶えてくれる寺」という説が生まれたと伝わる。

鹿児島県鹿屋市にある含粒寺の仁王像の灯籠

「心を軽くするための石
境内の片隅に丸い小石がいくつも置かれている場所がある。これは昔からあったもの。地元の人の言い伝えでは、石仏の前にあるその小石を一つ手に取り、深呼吸して元の位置に返すと、心の“濁り”が一つ消えると伝わる。

鹿児島 鹿屋市 含粒寺の情報

鹿児島鹿屋市の含粒寺

〒893-0043 鹿児島県鹿屋市南町2650
https://maps.app.goo.gl/d5mfhzGE7GuN7NQK8
[創建] 1429年 室町時代
[御朱印] なし
[アクセス]車:鹿児島空港から80分 / 鹿屋市街から15分
[駐車場] 境内下に3,4台スペースあり
[開門時間] 24時間
[仏像観覧] 可能
[拝観事前連絡] 不明
[拝観料] 志納
[ホームページの有無] なし

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