千葉県佐倉市の宝金剛寺(ほうこんごうじ)は、寺伝によると1203年鎌倉時代に創建。居心地の良い美しい庭園や風格ある本堂、新緑、紅葉やススキ畑など四季折々の風景が訪れる人々に安らぎをもたらす。
仏像もとても魅力的で、宝金剛寺の末寺(まつじ)のご本尊や仏像などが宝金剛寺に身を寄せ、維持管理されております。
平安時代後期作の下勝田西光寺の薬師如来と、脇侍(わきじ)の日光菩薩・月光菩薩による薬師如来三尊像。室町時代作の八木東福院の薬師如来坐像。平安時代作の八木東福院の十一面観音像。安土桃山時代作と推測されている、不動明王と制吒迦童子(せいたかどうじ)、矜羯羅童子(こんがらどうじ)からなる不動三尊像。江戸時代作の八木不動院の不動明王。そして、現在の御本尊は江戸時代作の大日如来となります。
※末寺・・・大きなお寺のグループに入っている小さなお寺 / ※脇侍・・・3つ並んでいる大きい仏さまの両脇の仏像
江戸時代から続く祈りのかたち、ご本尊の大日如来



ちょっと待った薬師如来



愛くるしい表情を浮かべる不動三尊像





末寺から身を寄せた薬師如来三尊像







末寺から集まった美しい各お寺のご本尊や仏像たち




地域の輪はつながり、仏像と人が寄り添う『宝金剛寺』

宝金剛寺の歴史を知れる展示物
貴重な仏像や寺宝が大切に保存・展示されている。美術作品としても高い価値を持ち、当時の歴史や人々の思想を丁寧に伝えております。

かわいいグッズや図録などもあり
「オリジナル手拭い」や、境内にあるシンボルツリー”ムクロジ”を用いた「ムクロジお守り」「ムクロジエコバッグ」などのグッズや深掘りできる図録なども販売。
千葉県 佐倉市 宝金剛寺の情報
〒285-0065 千葉県佐倉市直弥38-1
https://maps.app.goo.gl/owTevSB2eH1VxUxB6
[創建] 1203年
[御朱印] あり(ご希望の方は直接住職さんにお申し付け下さい)
[アクセス]JR総武本線南酒々井駅から徒歩約35分/タクシー約6分/東関東自動車道佐倉ICや酒々井ICから約8分
[駐車場] あり
[開門時間] AM8:00~PM16:00
[電話番号]043-498-2515
[拝観料] 志納
[仏像観覧について]お堂の外なら常時観覧可能、堂内で仏像や展示物の観覧希望の方は事前連絡必要。
[宝金剛寺ブログ]https://houkongouji.blog.fc2.com/





執筆者のひとこと
住職さんの仏像に対する深い愛情を強く感じた。
末寺の仏像が本寺に移る理由はさまざまで、「寺院を継続する資金がない」「仏像を安全に管理・維持するための資金や環境を保てない」「盗難の恐れがある」などが挙げられる。
宝金剛寺では、仏像が後世へと受け継がれていくよう、大切に管理されている。仏像を信仰の対象にとどめず、文化財として、さらには歴史を読み解く重要な手がかりとしての価値を認識し、守り伝えている。
この先、お寺や仏像の維持・管理はますます困難になるだろう。だからこそ、“仏さまが寄り添える場所”が一つでも多く生まれ、より多くの仏像が後世に残っていくことを心から願う。
宝金剛寺なら、お寺や仏像の将来を人と結びつけながら、未来へと確かに残していけるという安心を感じられた。



